人事の目にとまりやすいエントリーシートの書き方を知ろう!
毎年エントリーシートに苦戦する就活生は多くいます。そもそもエントリーシートで人事は学生のどんな所を見ているのでしょうか?履歴書とは何が違うのでしょうか?企業によってエントリーシートの特徴は様々です。1つのエントリーシートを完成させるのに数時間かかることも度々あるでしょう。少しでも効率よく作成する為に、まずはここでそのポイントを知ってから作成にとりかかってみて下さい。
エントリーシートとは
エントリーシートとは、応募先企業に自分自身をアピールする書類です。「この人はうちの会社に必要だ」と思わせる内容にしましょう。また履歴書とは違い、あなたの将来の活躍の可能性をアピールする書類でもあります。履歴書をより詳しくしたようなものです。人事にあなたを採用するメリットを伝え「一緒に仕事をしたい」「採用したい」と思わせるための書類にするには、応募先企業に合わせた内容にすることが大事になります。
エントリーシートで求められていることは?
インフラや環境、通信、自動車、金融など、幅広く人々の生活に関わる事業を展開している企業が、毎年の社会貢献度の高い企業にランクインしています。社会貢献できる誇りある仕事をしたいと思っている学生さんは毎年多いです。ただ面接で「社会貢献度が高く公共性のある御社を志望しました!」と言うだけは、誰でもできます。なぜ社会貢献をしたいのか?具体的にどんな社会貢献をしたいのか?利益を追求する企業にとってボランティア要素の高い理由を述べてもあまり評価されません。その点でいくと、社会貢献を志望動機のメインに上げるのは少々ハードルが高いかもしれませんね。
エントリーシートの書き方5つのポイント
数多くのエントリーシートの中から選ばれるには、どんな点に気を付けて書いたらよいでしょうか。ここでは人事の目にとまりやすい書き方のコツと気を付けるべき点を紹介します。① 具体的に分かりやすく書く
例えば学生時代に頑張ったことで、「接客のアルバイトを4年間頑張って続けました」というより、「カフェで接客のアルバイトを週3~5日、4年間1度も休まず続けました」という方が、この人がどんなアルバイトをどれぐらい頑張ってきたのかが非常に分かりやすいです。さらにこの文により詳しいエピソードが続くわけですが、具体性を持たせて書くことは、短い文章でもあなたという人物がいかにそれだけで伝わるか、人事に少しでも興味を持ってもらえるポイントになるか、非常に重要なのです。
② 面接で聞かれることを想定して書く
エントリーシートで書ける文字数には限りがあります。伝えたい事をすべてその中に書き込むことは不可能なので、いかに伝えたいことの中でも要点を絞って書くかが重要です。そしてエントリーシートに書いた内容は面接でも改めて聞かれることが多いので、書ききれなかった内容を補足しながら面接で話しましょう。また内容を大袈裟に書いたり嘘は書かないように。面接で話す際にうまく話せなかったり、説得力のない話になりマイナス評価になってしまいます。自分が本当に自信を持って話せる内容をエントリーシートに書きましょう。
③ 結論をはじめにもってくる
エントリーシートを読む人事は、設問に対しての答えがどこにあるか分からない状態で読み進めるより、あなたがその文章で伝えたい結論が、はじめにあると読みやすいからです。人事は膨大な数の書類に目を通さねばならず、1枚1枚にかけられる時間もわずかです。そんな中で、言いたいことがどこあるのか分からないまま文章を読み始めるより、結論が先に分かったまま読み進めた方が、その先の文章がはるかに読みやすくなります。その為、読み手のことを考えた文章構成にも気をつけることが大事です。
④ 提出前に人に読んでもらう。
どんなに一生懸命書いたエントリーシートであっても、ちゃんと読みやすい文章になっているか、言葉遣いはおかしくないか、書かれた内容からあなたのどんな点が伝わってくるのかなど、客観的な意見や指摘をもらいましょう。エントリーシートはあなたのことを全く知らない人事が読むのです。企業へ提出する前に、事前に就職課などで添削してもらいましょう。
⑤ 締め切りに余裕を持たせて作成しよう
提出期限ぎりぎりまで作成していると、つい内容に手を抜く部分が出てきたり、出来上がりに納得のいかないまま提出することになってしまいます。その手抜き感や雑さは読み手にもすぐに伝わってしまいます。エントリーシートの提出期限に余裕を持って間に合うように、できるだけ早めに作成にとりかかりましょう。
エントリーシートでよくあるテーマを紹介
ここではエントリーシートでよく問われるテーマの紹介をしています。自己PRのテーマ
- ・あなたの強みと弱みを教えて下さい。
- ・長所と短所を教えてください。
- ・人生の中で成し遂げたことは何ですか?
- ・人生の中で最も失敗した経験を教えて下さい。
- ・人生の中で最も努力した経験を教えて下さい。
- ・人生の中で一番壁にぶつかった経験は何ですか?それをどう乗り越えたかも記入して下さい。
- ・人生の中でチャレンジしたことは何ですか?
- ・これまでの人生の中で最も人から印象を与えられた経験を教えて下さい。
- ・あなたは一言で言うとどんな人物ですか?
- ・あなたにとって、働くとは何ですか。
- ・あなたを◯◯に例えると何ですか。
学生時代頑張ったことのテーマ
- ・学生時代頑張ったことを教えてください。
- ・学業で最も力を入れたことを教えてください。
- ・勉強やサークル・部活動以外で頑張ったことを教えて下さい。
- ・研究テーマもしくは、卒業論文の内容を教えてください。
将来の展望・成長に関するテーマ
- ・5年後、10年後はどのような社会人になっていたいですか。
- ・あなたの夢は何ですか。
- ・当社に入社したらどのようなことをやり遂げたいですか。
志望動機のテーマ
- ・当社の志望動機を書いて下さい。
- ・この業界を志望する理由を教えて下さい。
- ・企業選びや就活の軸について教えて下さい。
- ・当社以外に他にはどんなところを受けていますか。
- ・当社の課題点とそれに対する改善点を挙げて下さい。
その他のテーマ(業界別)
- ・あなたがこれまでに開発・企画したサービスや商品を教えて下さい。
- ・プログラミング経験について教えて下さい。
- ・今までで一番印象に残った広告を教えてください。
- ・あなたが今まで受けたサービスの中で最も印象に残っているものは何ですか。
- ・10年後に携帯電話はどうなっていると思いますか。
- ・新しいレトルト食品を開発するとしたら、どのような商品を考えますか。
企業や業界によりテーマは様々ですが、履歴書と同じようなことを問われることも多いです。基本的には強みや学生時代に頑張ったこと、将来の夢などあなたの自身のことをより深く問うものばかりです。エントリーシートや履歴書をいきなり書き始める前に、まずは自己分析などで自分のことより深く知ることから始めておきましょう。